なんちゃってVC

1.5画面化や3+1画面を採用された方は、
仮想コックピット…バーチャルコックピット(VC)をメインにして、
計器用パネル併用して飛行する。
そんな飛び方をされている方が多いかとも思います。

私もその一人です。
なんせ2Dパネルの方は横に伸びていますので。

その一方で、、、無償で公開されているアドオン機体には
VCが用意されていないものがあったり、
有っても、品質が高くないものがあります。
むしろ、高品質のVCが用意してあるケースの方が少ないのが現実です。

FSXの方では、VCの移植・・・
高品質のVCを他の機体に移植する方法が公開されていますが、
FS2004の方では、それが出来ません。

そこで、せっかく良い機体なのにVCが無いときや品質が低いときには、
VC風2Dパネル「なんちゃってVC」(fvc)を使用しています。

高品質のVCをスクリーンショットで撮影し、
それを2Dパネルとして使用する方法です。

2Dパネルと言っても、車で言うダッシュボードより上のみ、
窓枠だけですので、通常の2Dパネルの代役にはなりません。
1.5画面化など、計器専用パネルを導入されたかた向けとなります。

また、.bmpをパネルとして描写した際の品質低下が見られます。
良い方法が無いか思案中のところです。

ただ、しくみさえ理解してしまえば、
自分なりに色々と応用が出来るかとも思います。

おまけとして、VCでは適用されていなかった、
雨がフロントグラスにあたる効果も楽しめる様になります。

今回は、メインモニターにHD1920×1080を使用し、
シマーズスカイのB737-500をベースに作製する例で紹介します。

いつものとおり、ご自身で行う際は必要なバックアップを用意し、
いつでも元に戻せる様にしてから作業を開始してください。

 

 

1.作成方法

(1).bmpファイル作成


①高品質なVCを持った機体を用意します。
飛行の作成画面で、もちろんその機体を選択します。

②次は気象です。快晴(すべての気象をクリアー)を選択します。
その他は、時間帯は昼間、お好きな空港でOKです。
孤島が良いかも知れません。


③飛行を開始したら、Alt+Enterで全画面表示に切り替えます。
また、Sift+Zで画面左上にデータを出している方は、
データーを非表示にします。


④ある程度の高度で、速度高めで飛行します。
そこで、一気に機首を30°位にあげます。
要は、窓の外を雲とかがない青一色にしたいのです。

⑤そこでキーボードの「PrtSc」を押します。
スクリーンショットの撮影です。

(スクリーンショットの撮影についてはこちらから)


その後、Alt+Enterで全場面表示を元のメニューバーのある表示に戻し、
FS2004のウインドウを最小化します。

⑥プログラムから「ペイント」を起動させ、
先ほど撮影したショットを貼り付けfvc1.bmpなど名前を付けて一旦保存。
(下の保存形式は.bmpにしておいて下さい)


⑦フロントウインドウを通して見える「青空」の部分に
左のメニューアイコンから真っ黒を選択(左クリック)して、
次にペンキを流す「塗りつぶし」を選択(左クリック)
外の風景(青空)部分に流し込みます(左クリック)。

ふちの部分がごく細く残るのはしょうがないとして、
大きな面積に流し込めたら成功です。

下の例では一回でこれだけ黒くなりました。


残った所に真っ黒を流し込み、景色の大部分を真っ黒にします。

この真っ黒にした部分が外の景色が見える部分になります。

例では表示されてませんが、右下にもFO席の窓が一部分ありましたので、
3回の流し込みとなりました。

⑧この段階で、色がうまく流し込めたので、
最小化していたFS2004は終了します。
この色の流し込みまでで何か問題があれば、FS2004から再度、
撮影を行います。


⑨窓ガラスに反射効果のあるものやプロペラの回転を表現しているものは、
なかなかうまく行きません。

機体を他の物に変更するか、かなり手間が掛かりますが
手作業で黒く塗り潰してください。


⑩最後に上メニューから「表示」を選択、「拡大」で
作業画面を最大に拡大させてください。

そのうえで、下のショットの様にふちの部分を丁寧に処理します。


当初、右上側の状態となっているものを
中間色を真っ黒で塗りつぶし、左上側の様な状態にして行きます。

根気が要る作業となりますが、「ブラシ」や「直線」を利用すると
作業が捗りますので頑張ってください。
早く飛びたい方は「ふちの処理」は時間のあるとき追々でも構いません。

窓として外の景色が見えるようになるのは真っ黒のみです。
真っ黒以外の「黒に近い色」はパネルとして使用するときに、
そのままの色の部分となり、外は見えません。

黒に近いグレーなのか真っ黒なのか判断が難しいときは、
落とし込んだ色を一時的に「赤」とかに変更して作業することも出来ます。

縁の部分の処理が終わったら終了です。
変更を保存し「ペイント」を終了します。


(2)パネルホルダー

①同じ機体ホルダーの中に、元のパネルホルダーのコピーを作り、
名前を例えば、panel.fvcとします。


②先ほど加工したfvc1.bmpファイルをこのpanel.fvcの中に移動させます。

③panel.fvcホルダーの中のpanel.cfgをメモ帳などで開きます。

Window00の冒頭部分

[Window00]
file=Main_640.bmp
file_1024=Main_1024.bmp
size_mm=640
position=7
visible=1
ident=MAIN_PANEL


を次の様に書き換えます。

[Window00]
file=fvc1.bmp
size_mm=1920,1080
window_size=1.00,1.00
position=7
visible=1
ident=MAIN_PANEL


これにより、使用する.bmpをfvc1.bmpに変更しました。

また、使用する.bmpの大きさが変わりましたので
違いを調整しました。

次にその下の部分、不要となった
gauge00からgauge40を削除します。

次はpanel.cfgの末尾のほうにあるDefault Viewセクション。

[Default View]
X=0
Y=0
SIZE_X=8192
SIZE_Y=2600

中のSIZE_Y=2600を

SIZE_Y=6144

に変更します。

④これでpanel.cfgの加工は終了です。
変更を保存して閉じます。


⑤次に一層上がって(戻って)aircraft.cfgを開きます。
fvcを適用したいバージョンの

panel=vc

の記述を

panel=fvcに書き換えます。


ご存知のとおりですが、機体ホルダーの中に名前及び中身の違う
panelホルダーを2つにして、aircraft.cfgで使用するpanelを指定しました。
fvcを指定した機体(バージョン)のみがプレイ時にfvcが適用されます。

元に戻す場合、panel=vcにします。


⑥以上でaircraft.cfgの変更も終了です。
変更を終了してaircraft.cfgを閉じます。
開いたホルダーを全て閉じます。

⑦FSを起動させ、指定panelをfvcに変更した機体(バージョン)を選択して飛んでみてください。2Dコックピットの画面で、今回作成したfvcが表示されます。

今回もそうなんですが、よくみると、、、スクリーンショットを撮影した際、
窓をとおした眺望以外に、、、パネルの中に真っ黒があると、
その部分は窓部分同様、外が透けてしまっています。

上のショットではMCPの(画面右下のコントロールパネル)のCOURSEと
AIS表示部分、更にはN1ボタンMCP下端、画面中央寄りCAUTIONランプ
の下端等が透けてしまっています。

その場所については、周囲から「黒っぽいけど透けていない部分」の色を
採取し透けてしまった部分に流し込んで色を付けます。

以上で作業で完了です。

基本的に別に設置した計器用パネルと併せて使用します。




以上お疲れ様でした。